セルフブランディングって!?
今月、少しだけ立ち止まって、セルフブランディングについて考える機会がありました。
何か大きな出来事があったわけではないのですが、「あらためて整理しておきたいな」と感じたことがあり、今日はそれを書き出してみようと思います。
発信の仕方や影響力という視点でも、いろいろ感じることがありましたし、正直、少し悔しい思いをした出来事もありました。
セルフブランディングというと、どうしても「どう発信するか」「どれくらい影響力があるか」という話になりがちですが、私自身が実感しているメリットは、それだけではありません。
むしろ、発信を続ける中で悔しさを感じたからこそ、「ああ、ここが整っていないと、こういう扱いになるんだな」と腑に落ちた部分もありました。
今回は、発信や影響力という視点も含めつつ、私自身が感じているセルフブランディングのメリットについて、整理するような気持ちで書いてみようと思います。
案件でも仕事でもない宣伝が来た日
その連絡を受け取ったとき、最初に感じたのは戸惑いでした。
イタリアに関係する作品があるという話だったのですが、内容を聞くと日本でしか上映されていない映画で、仕事の依頼でも、正式な案件でもありませんでした。
招待という形でもなく、「こういうものがありますよ」という情報提供に近いもので、正直、どう受け止めればいいのか分からないDMでした。
そのときに強く感じたのが、セルフブランディングの足りなさです。
もし私に、もっと影響力や明確な立ち位置があれば、この話は宣伝ではなく、仕事としての相談になっていたかもしれません。少なくとも、こちらの状況を踏まえた、もう少し整理された形での声かけになっていたと思います。
相手に悪意があったとは思っていません。
むしろ、ビジネスとして見たときに、「仕事としてお願いする対象ではない」と判断された結果なのだと思います。
そう考えると、この中途半端さは失礼というより、とても正直です。
この出来事は、発信を続けているだけでは足りない、ということを静かに突きつけてきました。
セルフブランディングが整っていないと、仕事として扱われず、曖昧な位置に置かれてしまう。
その現実を、身をもって感じた一件でした。
メリット1.仕事として扱われる
セルフブランディングのメリットのひとつは、やはり「仕事として扱ってもらえること」だと思います。
私自身、イタリアに住んでいるからこそ、イタリアに関わる作品やプロジェクトがあるなら、「ぜひ仕事としてPRをお願いしたい」と声をかけてもらえたら嬉しいな、と正直に思います。
それが単なる宣伝ではなく、ちゃんとした依頼として届くことには、大きな意味があります。
ミラノコレクションやベネチアに関わるような世界にも、個人的に興味があります。
何かの形で招待される側の立場になれたらいいな、と考えることもあります。
今の家からミラノまでは決して近くはありませんが、日本からわざわざミラノまで来ている人がたくさんいることを思うと、「距離があるから無理」という話でもないのだろうな、と感じたりもします。
結局のところ、そうした機会が生まれるかどうかは、場所よりも立ち位置の問題なのだと思います。
セルフブランディングが整っていれば、「イタリアにいる人」ではなく、「イタリアという文脈を仕事にできる人」として見てもらえる。
仕事として声がかかるかどうかは、その差なのだと感じています。
メリット2.仕事として扱われる
セルフブランディングのメリットは、海外在住者にとっては、より分かりやすい形で現れるのではないかと感じています。
日本に住んでいれば同じような立場の人はたくさんいますが、海外在住者、特にイタリア在住となると、一気に人数は限られます。
だからこそ、「イタリアといえばめいたん」と思い出してもらえる立ち位置がつくれたら、それ自体が大きな価値になります。
海外在住者はマイノリティです。
マイノリティであるということは、競合が少ないということでもあります。
ただそこに住んでいるだけでは意味はありませんが、セルフブランディングが整うと、「イタリアにいる人」ではなく「イタリアを仕事の文脈で扱える人」として見てもらえるようになります。そうなれば、説明をしなくても、「この話はメイさんに聞こう」「この案件はメイさんに頼もう」という流れが生まれやすくなります。
仕事の数が多いからこそ、セルフブランディングがある人に話が集まる。
海外在住という条件は、それだけで武器になり得ます。
マイノリティだからこそ、セルフブランディングがはまったときの価値は大きい。
そう考えると、海外にいる今こそ、セルフブランディングを整える意味があるのではないかと思っています。
メリット3.説明がいらなくなる
セルフブランディングのメリットを一言で表すとしたら、私は「説明がいらなくなること」だと思っています。
自分が何をしている人なのか、どんな立ち位置で、どんな価値を提供できるのか。
それを毎回、丁寧に言葉で補足しなくても、自然と伝わる状態になることです。
説明が必要な状態というのは、裏を返せば、まだ立ち位置が定まっていないということでもあります。
どんな人なのかが相手にとって曖昧だから、こちらが一生懸命に背景を話し、前提を共有し、誤解が生まれないように気を配らなければならない。
その積み重ねは、想像以上にエネルギーを使います。
セルフブランディングが整ってくると、この消耗が少しずつ減っていきます。発信やこれまでの積み重ねによって、「この人はこういう人」という共通認識ができるからです。
そうなると、細かい説明をしなくても話が早くなり、仕事の相談や依頼も、自然と本題から始まるようになります。
特に海外在住者の場合、この差は大きいと感じます。
ただ「海外に住んでいる人」なのか、「海外という文脈を仕事として扱える人」なのか。
その違いが伝わっていないと、雑談のような声かけや、中途半端な扱いになりやすい。
一方で、セルフブランディングがあると、「このテーマならこの人」という判断が相手の中で即座に行われます。
最終的に目指したいのは、説明を省くことそのものではなく、説明しなくても信頼される状態です。
立ち位置がはっきりしていれば、無理に売らなくても、無理にアピールしなくても、「この話はこの人に」と選ばれるようになります。
それがセルフブランディングがもたらす、いちばん大きな変化なのだと思います。
メリット4.集客が楽になる
セルフブランディングのメリットは、海外在住者だけの話ではありません。
私はオンラインで幸せ脳科学アカデミーを主宰していますが、つまり何かを主宰いる立場やコミュニティのリーダーにとっても、とても大きな意味があります。
なぜなら、セルフブランディングが整っていると、集客そのものがシンプルになるからです。
脳科学の講座は、内容が見えにくい分野でもあります。
だからこそ本来は、何を教えていて、どこまでを扱っていて、どんな前提で話しているのかを、丁寧に説明し続ける必要があります。
でも、セルフブランディングができてくると、その説明がほとんどいらなくなります。
「この人の脳科学は、こういう前提だよね」
「ここはスピリチュアルではなく、仕組みとして教えてくれる人だよね」
そんな共通認識が先にできるからです。
結果として、無理に集めなくても、前提が合う人だけが自然と集まるようになります。
脳科学を教える側にとって、セルフブランディングは目立つためのものではありません。
説明コストを減らし、ズレた集客を減らし、必要な人とだけ出会うための土台です。
その意味でも、セルフブランディングは、集客を楽にするためのとても実用的な仕組みだと感じています。
メリット5.海外在住の壁を超える
海外在住のデメリットを助ける♪
海外に住んでいることは、強みになる一方で、やはりデメリットもあります。
日本在住の方のように、気軽にリアルで会ったり、直接顔を合わせて関係を深めたりすることが難しいからです。
これは、海外在住者なら誰でも一度は感じることだと思います。
だからこそ、セルフブランディングの強さが重要になります。
直接会えなくても、「この人はこういう人」「この分野ならこの人」とイメージしてもらえる状態ができていれば、距離の不利はかなりカバーできます。
むしろ、会ったことがなくても信頼され、仕事の相談や依頼につながることも増えていきます。
海外在住という理由だけで、関係が浅くなってしまうのはもったいない。
セルフブランディングが整っていれば、物理的な距離よりも、立ち位置や発信の一貫性の方が強く作用します。
「直接会っていないから分からない人」ではなく、「会ったことはないけれど、どんな人かは分かる人」になることができます。
リアルで会えないというデメリットを、説明のいらないブランディングで補う。
それができれば、海外にいることは不利ではなくなります。
距離があるからこそ、セルフブランディングの価値がよりはっきりする。
今は、そんなふうに感じています。